ボジョレー・ヌーヴォーの歴史
ボジョレー・ヌーヴォーとは、フランス、ブルゴーニュ地方のボージョレ地域で、その年に収穫されたぶどうをその年にしこんで作られる、フレッシュな新酒「ヌーヴォー」のことです。
その歴史は1800年代であり、その頃からフレッシュなワインは作られ、以前はその年のぶとうの出来栄えをチェックすることを目的とし、業者を中心に飲まれていましたが、1951年にフランス政府によって公式に11月15日を解禁日として定められました。
元々は11日を解禁日していましたが、この日は無名戦士の日となったので、聖人サンタベールの日でもある15日に変更されました。
しかしその後、日にちを固定してしまうと、曜日によって売上に影響してしまうので、ボージョレ地域で一番早くワインができある11月の第3木曜をボジョレー・ヌーヴォーの解禁日としました。
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を定めてからはパリのレストランで大ブームをおこし、1970年代に陸路、空路などの輸入の発達により、日本中に広まりました。
ボジョレー・ヌーボーの歴史は意外と浅いですが、日本では、解禁日になると必ずニュース番組で取り上げられ、今年の出来栄えを「何年に一度」、「ここ数年で一番の出来栄え」などで表現されることで話題を呼び、その知名度をあげてきました。
今年も出来栄えがどう表現されるかに注目しながら、フランス発祥のフレッシュなワインを味わうイベント「ボジョレー・ヌーヴォー」を楽しんでみてください。